HGVCを購入し、何年か経つと毎年かかる維持費が気になるようになりました。
確かに十分にHGVCを利用してはいますが、20万近い請求がくるとやはりふと考えてしまいます。
そんな経験をした後、初めての国内HGVC説明会でコストパフォーマンスを考えるというアドバイスをいただきました。その軸をしっかり持っていれば、アップグレードのなどでも迷いがなくなると言われました。
ではどのように考えればいいのでしょうか。
ポイントはクラブ管理費。
最初は初期費用にばかり目がいってしまいますよね。しかし、タイムシェア物件は長期所有することが前提の物件です。すると、初期費用以上に実は維持費(クラブ管理費)がものを言います。
毎年支払いか隔年支払いか
まず、考えなければならない第一ポイントは毎年支払いか隔年支払いかということです。このことについて以前維持費用の記事も書きました。
自分の家の旅行スタイルではどれくらいのポイントが必要であるか、ということを理解していれば、前借制度をうまく利用して隔年支払いでクラブ管理費を抑えることができます。
また、毎年払うことで為替の影響を受けにくくすることができるという見方もあります。
ベッドルームの数
第2ポイントはベッドルームの数が同じであれば、維持費が一緒という点です。
例えば、獲得できるポイント数が7500Pでも15000Pでも同じ1ベッドルームであればクラブ管理費は同額なんです。これは毎年払いでも隔年払いでも同じです。両方ともクラブ管理費が$1500としましょう。すると、7500P獲得の場合、1P=1$ですが、15000Pの場合、1P=0.5$となりますよね。半額なんですよ。
これが、同じ15000Pが獲得できるプランでも、2ベッドルームのプランだった場合、クラブ管理料はもっとずっと高額になってしまいます。
あとは初期投資料金がどれくらい違うかというこを考慮する必要がありますが、クラブ管理費がかかる頻度とその差額を考慮すると、いつか初期投資料分は取り返せることになるかもしれません。
高いお買い物です。どのグレードの部屋を購入するかを決定する参考にしてください。
アップグレードの時
アップグレードの時も同じです。
今保有している物件のポイントを一体いくらで購入しているか、アップグレードすると1Pいくらになるのか、アップグレードに必要な追加料金と見比べて、よくよく考えてみて下さい。
例えば、
ここは2ベッドルームでアップグレードしましょう!
というお誘いはよくあるパターンかなと思います。しかし、本当にそうでしょうか。
確かにホームウィーク予約は出来ませんが、宿泊の275日前以降の宿泊であればクラブ予約になりポイント数が足りれば1ベッドルームであろうが、2ベッドルームであろうがその時の旅行人数に合わせて宿泊できます。
毎年1年前から夏休みが決まっている働き方をしている人は日本人では少数ではないかと思います。結局クラブ予約で予約を取ることが多いというのであれば、わざわざクラブ管理費が上がるようなアップグレードするのではなく、同じ1ベッドルームのプラン内で必要ポイントを獲得できるプランへのアップグレードのほうがよいということになりますね。
このことに気づくのに、数年かかってしまいました。ぜひ購入時のご参考にしてください。
それでは、いい旅を!
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