HGVC基礎知識

ここではHGVCの基本的な仕組みについて説明していきます。

また、実際の購入までの流れや費用の詳細については以下の別記事に、

ここでは実際の購入の流れ、購入費用、維持費用、各種手数料などお金の話を中心にまとめてみました。 *ここに記載されている手数料等は2017年...

 

実際の宿泊記録やマイルの貯め方など、我が家が毎年ハワイに行くためにしている工夫は実践編blogにまとめてあります。

皆さまのハワイ旅行のヒントになればと思っております。ぜひのぞいてみてください。

*ご購入に関するご質問やご紹介のご希望などございましたら、コメント欄からご連絡下さい。もちろん、非公開にいたします。

 

HGVC(Hilton Grand Vacations Club)とは

タイムシェアとは

HGVC(Hilton Grand Vacations Club;以下HGVC)はHiltonグループが運営するタイムシェア・リゾートのことです。

タイムシェアとは、一つの物件を複数のオーナーが所有するシステムのことです。

 

 

 

 

HGVCでは1週間単位で1つの物件を販売しています。

365日÷7泊=52週

という考え方です。つまり、一つの物件を52組のオーナーで所有するということです。

そのため購入費や管理費を1/52に抑えながら、高級リゾートマンションを使用できる仕組みになっています。

特徴

#1ポイント制

具体的には、タイムシェア物件ごとに部屋タイプ(間取りなど)、利用シーズン(優先予約ということで、ほかのシーズンが予約できないわけではない。)によってそのリゾートに1週間滞在可能な分のクラブポイント数、販売価格が設定されています。

部屋タイプは、部屋が広いほど必要ポイント数が多くなります。

利用シーズンは、人気に応じて、プラチナ週、ゴールド週、シルバー週、ブロンズ週と4段階に分けられています。そのため、同じ部屋タイプでも、人気の高いプラチナ週に宿泊するにはより多くのポイントが必要となります。ちなみに、ハワイはプラチナ週とゴールド週の二つの設定しかありません。

設定されているクラブポイント数が多い物件ほど、販売価格も高額になります。

また、毎年ポイントを得ることができる毎年利用と、一年ごとにポイントを得ることができる隔年利用の2つのパターンがあります。同じ部屋タイプ、シーズンでも、毎年利用のほうが販売価格は高額になります。

 

#2多様な利用方法

これはポイント制であること、Hiltonブランドだから出来ることと言って過言でない大きな魅力です。

クラブポイントでは、タイムシェア・リゾートはもちろん、提携リゾート、Hiltonホテルへの宿泊が可能です。また、クルーズの旅や、JALマイレージへの交換、航空券の予約にも使えます

*タイムシェア・リゾート

ハワイを中心にご紹介していきます。

【オアフ島/ワイキキ】

・ザ・グランド・アイランダー

グランド・ワイキキアン

ホクラニ・ワイキキ

・カリア・スイーツ

・ラグーン・タワー

【ハワイ島/ワイコロア】

キングスランド

・コハラ・スイーツ

・ザ・ベイクラブ

ハワイ以外のタイムシェア・リゾートも世界各地にあります。

【アメリカ】

・カリフォルニア/ネバダ(ラスベガス)/ユタ(パークシティー)/コロラド(ブリッケンリッジ)/ワシントンD.C./ニューヨーク(マンハッタン)/サウスカロライナ(マートルビーチ)/フロリダ(オーランド、マイアミビーチ、ハッチンソン島、キャプティパ島、フォートマイヤーズビーチ、マルコ島、サニベル島)

【イタリア(トスカーナ)】、【ポルトガル(ヴィラモウラ)】、【スコットランド】

以上がタイムシェア・リゾートになりますが、ここからがHGVCの強みです。所有するクラブポイントを利用し、以下のリゾートにも宿泊できます。

*提携リゾート

RCIエクスチェンジ;世界最大のリゾート交換組織。世界4300箇所のリゾートに宿泊可能。

アナンタラ;アジア、中東にリゾートを展開。タイ、インドネシア、ニュージーランドのリゾートに宿泊可能。

ホテルハーヴェスト(日本国内)など

*ヒルトンホテル

世界4700箇所にホテルを展開。

#3充実した設備、サービス

タイムシェア・リゾートでも、もちろん、Hiltonの伝統に育まれた優れたサービス、高品質な宿泊施設、贅沢で心地よいリゾートを満喫することが出来ます。

例えば、ハワイのタイムシェア・リゾートには日本語スタッフが常駐していますので、サービス面も安心です。

ヒルトン・ハワイアン・ヴィレッジに隣接するタイムシェア・リゾートの宿泊者やヒルトン・ワイコロア・ヴィレッジに隣接するキングスランドの宿泊者は、それぞれのホテル・リゾートのプールやレストラン等を利用することが可能です。

また、毎日様々なレクリエーションやアクティビティー、キッズ・プログラムが用意され、リゾートから出なくても素晴らしいバケーションを体験することができます。

小さな子供を連れて歩き回るのは大変ですから。

ヒルトン・ハワイアン・ヴィレッジに宿泊であれば、子供が5歳以上になればキャンプ・ペンギンというキッズ・プログラムに参加できるようになります。日替わりで「ホノルル動物園」などへ遠足に連れて行ってくれたりするそうです。

#4広々とした贅沢な部屋

部屋のサイズはスタジオ(定員2名)~3ベッドルーム(定員8名)まで用意されており、それぞれ眺望やペントハウスなどの構造により2~5のグレードに分かれています。

一般的なホテルの客室床面積が35~40㎡であるのに対し、HGVCの客室は60~220㎡とかなりゆったりとした造りです。また、内装は各リゾートで異なりますが、とても贅沢です。

我が家では子供が生まれてから、ジジ、ババも一緒に旅行することが増えました。共働きの我が家を支えてくれているジジ、ババへの1年に1度の感謝の旅行でもあります。

ホテル宿泊の際は、コネクティングルームが取れるホテルを探し、追加料金を支払わなければなりませんでしたが、HGVCを利用するようになってからはその必要はなくなりました。

お部屋の中の設備は、各タイムシェア・リゾートによって若干異なりますが、洗濯機、乾燥機、フル装備のキッチン、バスタブ(シャワーのみのホテルもあります。)、シャワールームなどが用意されています。

2種類のポイント

#1クラブポイント

毎年、または隔年で付与されるポイントのことです。

付与されるポイントは購入されたリゾート物件に1週間宿泊できるポイント数です。

有効期間は1年間です。

毎年確実に休みが取れるかわからないから、1年間の有効期限では使えるかわからないという不安が出てくると思います。が、大丈夫です!

クラブポイントは繰り越しや前借ができますのでご安心ください。

有効期間内に使用できない時の対策についても、この後説明しています。そちらも参考にしてください。

利用方法としては上の記事の通り、タイムシェア・リゾート、提携リゾート、Hiltonホテルへの宿泊、クルーズの旅や、JALマイレージへの交換、航空券の予約に使えます。

 

#2ボーナスポイント

クラブ管理費を支払うことで毎年、または隔年で付与されるポイントではなく、例えばタイムシェア・リゾート購入時やアップグレードの際などにプレゼントされるポイントです。

有効期間は2年間。大きな特徴は繰り越しができません!必ず有効期限内に使用しましょう。

そのため、利用可能な方法がクラブポイントと異なります。注意して有効活用してください。まずは、利用可能な項目です。

・クラブ予約

・RCIの予約

・ヒルトンHオナーズへの交換(Hiltonホテルへの宿泊)

・年間管理費の支払い(2500ポイントは$250に相当)

・HオナーズのVIPメンバー特典

・クルーズの旅や、スパ、ゴルフ、ショッピングなどのギフト券への交換

などに使用できます。以下が、利用できないことです。

・ホームウィーク予約(所有リゾートの優先予約)には使えない。

・クラブポイントと組み合わせて使用できない。

・繰り越しができない。

・予約が変更不可。

・キャンセル・プロテクション適応外。

・予約手数料の支払いには使えない。

3種類の予約シーズン

(ハワイのリゾートについて記載しています。ほかのリゾートでは異なることがあります。)

一般的HGVCリゾートの場合

 

ホクラニ・ワイキキ、ザ・グランド・アイランダーの場合

#1ホームウィーク予約(優先予約)

所有するリゾートにおいて、所有するシーズン、部屋タイプ、1週間、リゾート指定のチェックイン日から連続する宿泊を予約することです。

優先予約期間は、希望するチェックイン日の1年前(365日前)から約3か月間。276日前に終了します。

ただし、ホクラニ・ワイキキとザ・グランドアイランダーは優先予約期間が長く、希望するチェックイン日の1年前(365日前)から約6か月間。186日前に終了します。

#2クラブ予約

利用可能なリゾート施設での3泊以上の宿泊を所有するクラブポイント、またはボーナスポイントで予約することです。(クラブポイントとボーナスポイントは合算できません。)

予約可能期間はチェックアウトの276日前からです。

ただし、ホクラニ・ワイキキとザ・グランド・アイランダーはチェックアウトの186日前からです。

#3オープンシーズンレンタル予約

利用可能なリゾート施設での2泊以上の宿泊を、ポイントではなく、設定されているレンタル料金を支払い予約することです(予約確定時に全額支払い)。

予約可能期間はチェックアウトの30日前からチェックイン日前日までです。

ただし、グランドワイキキアンとザ・グランド・アイランダーのペントハウスに関しては同リゾートのペントハウスオーナーのみ利用可能です。

ここがポイント!

また、大きな特徴としてオーナーのみ利用可能であり、ゲスト利用の対象外です。

#3変更とキャンセル

変更

HGVC提携リゾートでのクラブポイントを利用したホームリゾート予約、クラブ予約は全て、追加の手数料なく変更可能です(ただし同じ暦年内)。

予約の変更に伴い、当初の予約に使用したクラブポイント数と等しい、またはそれを上回るポイント数を使用する場合、チェックイン日の1日前まで変更が可能です。

当初の予約に使用したクラブポイント数より、使用するポイント数が減ってしまった場合、チェックイン日の31日前までは手数料を支払うことなく変更可能ですが、到着予定日の30日前を過ぎると変更不可となり、キャンセル規定が適用されます。

キャンセル

キャンセル時期 31日以上前 30~15日前 14~6日前 5日前以内
ホームウィーク予約 ペナルティなし 使用ポイントの25% 50% 100%
クラブ予約 予約手数料 予約手数料と使用ポイントの25% 予約手数料と50% 予約手数料と100%
オープンシーズン予約 該当なし 支払い済みレンタル料金の25% 50% 100%

以上がキャンセル規定になりますが、その他の注意点としては、ボーナスポイントの有効期限以降にボーナスポイントでの予約をキャンセルした場合は、使用したボーナスポイントの100%がキャンセル料としてとられます。

また、クラブポイント、ボーナスポイントで予約したリゾートをキャンセル後、オープンシーズンレンタル料金で同じリゾートを同じ期間で再予約することは出来ません。

キャンセル・プロテクション

ホームウィーク予約とクラブ予約について、予約時に有料(予約ごとに$59)で申し込むことが出来るサービスです。

到着予定日の30日前以降でも、クラブポイントを喪失することなくキャンセルが可能になります。適用期間はチェックイン日の1日前までです。RCIエクスチェンジ予約にも申し込むことが出来ます。

ただし、ボーナスポイントでの予約では利用できません。

ポイントが足りない時、使い切れない時

セーブドポイント(繰り越し)

未使用のクラブポイントは、その年の12月31日までに翌年のセーブドポイントとして有料で(電話;$109、オンライン;$99)繰り越すことが出来ます。

ただし、ホームウィーク予約には使用できず、1年を超えて繰り越すことはできません。

借り入れ

翌年のクラブポイントまたは前もって繰り越したセーブドポイントを借り入れて今年のクラブ予約、RCIエクスチェンジ予約に使用することができます。

ただし、ホームウィーク予約には使用できません。また、クラブポイントを借り入れた場合、借り入れた年のホームウィーク予約期間における予約権は失われます。(オーナーはホームリゾートに一週間宿泊可能なクラブポイントを購入しているわけですから、そこから借り入れたということは、1週間ホームリゾートに宿泊するだけのポイントがない、ということになるためです。)

借り入れには手数料がかからないことも大きなポイントです!

毎年利用の場合 使用例

ポイント 繰り越し/借り入れ/合計ポイント
1年目 5000 繰り越し
2年目 5000 15000
3年目 5000 借り入れ
4年目 5000 5000
5年目 5000 繰り越し
6年目 5000 15000
7年目 5000 借り入れ

 

隔年利用の場合 使用例

ポイント 繰り越し/借り入れ/合計ポイント
1年目
2年目 5000 5000
3年目
4年目 5000 繰り越し
5年目 10000
6年目 5000 借り入れ
7年目

このように、借り入れ(セーブドポイント)と借り入れをうまく使うことで、毎年海外旅行にいくだけの休暇が取れないキャリアの時期は数年に一度贅沢な旅行に行くというような活用方法もあります。

Hオナーズポイントへの交換

HGVCのメンバーシップを保持している間、オーナーは自動的にヒルトン・オナーズ・プログラムに登録され、ヒルトン・オナーズポイント口座を所有することになります。

クラブポイント、ボーナスポイントは交換時期により以下の比率でオナーズポイントに有料(電話;$109、オンライン;$99)で交換することができます。HGVCオーナーの場合、有効期限はありません。

一度ヒルトン・オナーズポイントに変更したクラブポイント(またはボーナスポイント)は再びクラブポイント(またはボーナスポイント)に戻すことはできませんので注意してください。

すぐに使用する場合の交換

12月31日までに、当年または翌年のクラブポイント、前もって繰り越したセーブドポイントを1:20の比率でヒルトン・オナーズポイントへ交換することができます。1クラブポイントが20ヒルトン・オナーズポイントになります。

翌年に使用する場合の交換

12月31日までに、翌年のクラブポイントを1:25の比率でヒルトン・オナーズポイントへ交換することができます。1クラブポイントが25ヒルトン・オナーズポイントになります。(グランド・ワイキキアンとザ・グランド・アイランダーのペントハウスオーナーは交換率が異なります。)

翌年の1月第1週に所有するヒルトン・オナーズ口座に加算されます。

ボーナスポイントを交換する場合

有効期限内のもの一部、または全部を1:25の比率で交換することができます。

交換後すぐに所有するヒルトン・オナーズ口座に加算されます。

RCIへの預け入れ

当年のクラブポイント、セーブドポイントはRCIエクスチェンジに有料(電話$109、オンライン$99)で預け入れて、将来、RCIエクスチェンジの予約に使用できます。

有効期間は預け入れた時点から、2年後の年末までです。

12月31日までに手続きすることで、年末に有効期限切れになるRCI預け入れポイントは有料($129)でもう1年有効期限を延長することができます。

一度預け入れした場合、再びポイントに戻すことはできません。

 

タイムシェア・リゾート以外での使用

Hiltonホテルで使用する

クラブポイント、ボーナスポイントをヒルトン・オナーズポイントに交換することで世界中のHiltonホテルへ宿泊することが可能になります。そのため、HGVCオーナーになるのと同時にヒルトン・オナーズに入会することになります。

HGVCのオーナーになる際、ヒルトン・オナーズのメンバーにも登録されます。 HGVC?ヒルトンHオナーズ?何が違うの?とちょっと戸惑ってし...

ここでHGVCオーナーの特典として、ヒルトン・オナーズのステータスは最初はブルーからスタートするのですが、オーナーはその一つ上のシルバーから開始になります。

Hiltonホテルへの宿泊はヒルトン・オナーズポイントと現金を組み合わせての宿泊も可能であり、少ないポイントでも使用することが可能です。また、ステータスによってさまざまな特典を受けることができます。

ここでは3種類あるヒルトン・オナーズ・VISAカードについて比較していきます。 ヒルトン・オナーズのページにも記載しましたが、我が家の一押...

ホテル予約に必要な平均的ヒルトン・オナーズポイント数が決まっていますが、時期により変化するため、必ず詳細はHiltonホテル公式サイトをご確認ください。

提携リゾート RCIエクスチェンジで使用する

RCI(Resort Condominiums International)社と提携しているため、クラブポイント、ボーナスポイントを利用して世界中にあるRCIが所有するリゾートに宿泊することが可能です。

週単位での予約

希望するチェックイン日の2年前から2日前まで申し込むことが可能です。

空室がなかった場合は、空室待ちをリクエストすることが可能で、空室が出た場合に予約が確定されます。空室待ちは希望するチェックイン日の2年前から30日前までです。

1泊単位での予約

希望するチェックイン日の約10か月前からチェックイン当日まで申し込むことが可能です。

空室待ちはできません。

必要ポイント数

部屋タイプ

7泊に必要な

クラブ/ボーナスポイント数

1泊に必要な

クラブ/ボーナスポイント数

スタジオ 1200~2400 120~480
1ベッドルーム 1700~3400  170~680
2ベッドルーム 2400~4800 240~960
3ベッドルーム 2900~5800 290~1160

予約料金

週単位での予約 $230

1泊ごとの予約

1泊 $49
2泊 $69
3泊 $99
4泊 $119
5泊 $159
6泊 $179
7泊 $230

 

ゲスト利用の際にはゲスト利用確認書代といて$69かかります。また、別途、ハウスキーピング料金が追加されます。

キャンセル料金

キャンセル時期 予約確定後 チェックイン30日~15日前 14~6日前 5日前以内
交換手数料100% 使用したポイントの25% 50% 100%

今年のポイント、または翌年より借り入れたポイントでの予約をキャンセルした場合、ペナルティーのポイントを引いた残りのポイントはオーナーの口座へ返還されます。

前年のポイント、または有効期限がきれたクラブポイントは有料でRCIへ預け入れることができます。

また、ボーナスポイントの有効期限以降にボーナスポイントによる予約をキャンセルした場合、使用したボーナスポイントの100%がキャンセル料として取られます。ただし、有料でRCIへ預け入れることができます。

その他提携リゾート

サンフランシスコ・エクスチェンジやアナンタラ・バケーション・クラブ、フィエスタ・アメリカーナ、ホテルハーヴェスト(日本国内)などの提携する第三者交換プログラムを通して利用可能な宿泊施設の予約にも使用できます。詳細はHGVCへお問い合わせください。

航空券、JALマイル、クルーズの旅への交換

航空券 1クラブポイント=10セント換算。現金との組み合わせも可能。

JALマイル 750クラブポイント=2500マイル換算。

購入方法と費用

ボリュームがあるので別にまとめました。こちらの記事を参照してください。

オーナーシップ加入の流れ

では実際にオーナーに加入された後の流れをご説明します。

オーナーシップ開始後は譲渡証書の受け取り前でも、HGVCへの滞在が可能になります。

 

アップグレード

所有物件をより高額な物件へ変更することです。

HGVCの大きな利点の一つですが、新しい物件へアップグレードする際、最初に所有していた物件の購入費との差額を支払うことで所有することが可能となります。ただし、条件があり、以前所有していた物件と新しく購入する物件の差額が一定金額(10000$)以上である必要があります。

HGVCのオーナーは平均3回アップグレードを行うと言われています。

この方法は正規ルートでリゾートを所有したオーナーにのみ認められる方法であり、リセールで所有したオーナーには適応されません。

2014年にヒルトン・ハワイアン・ヴィレッジに宿泊した際にHGVCカウンターを訪れたことをきっかっけに、ホクラニ・ワイキキのオーナーになりました...

リセール

リセールとは中古物件のことです。

リセールで自分の所有しているリゾートがとても安い値段で掲載されているのを見つけると、なんて馬鹿な買い物をしてしまったんだ!ととてつもない不安と失望に襲われると思います。

しかし、そんなことはありません!実際にHGVCでもろもろの不動産購入手続きをして気付いたのですが、私の英語力では2,3㎝もある英語の契約書の内容は理解できません。

事実、リセール物件を購入した際、掲載価格は物件の価格のみで、結局様々な手続きにお金がかかり、結局正規ルートとあまり変わりがなかったという話も聞きます。

もっと恐ろしい話では契約書が負債物件を負債ごと購入することになっていたというようなトラブルを聞きました。分厚い英語の契約書を読め、疑問点があればきちんと質問できるだけの英語力がある方には問題ないかと思います。

リセールの購入者は、長期休暇が取れるため、ポイント数を増やしたい、物件の買い増しをしたい、と考えている欧米の方が多いとも聞きました。

日本の仲介業者さんもいるみたいなので一概には言えませんが、納得した形でご購入ください。せっかくの子供たちとのバケーションですから!