…はぁ?
っていうタイトルですよね。
お気持ちは分かります。でも、少しお付き合いいただければと思います。
実は、我が家のお兄ちゃんはADHDです。
お兄ちゃんのプライバシーに関わることですし、今までこのことを話題にするつもりは全くありませんでした。
記事にしたものの、やはり悩んで公開まで時間がかかってしまいました。
しかし、お兄ちゃんの療育にたずさわるなかで、お友達になったご家族から
- 飛行機で騒がないか
- ホテルで騒ぎを起こさないか
- 行くまでどんなとこか分からないから不安で多動がひどくならないか
- 行ってみたものの何かダメな要素があってそのホテルに泊まれなくなるのではと思うと怖くていけない
…などなど、旅行の話になると本当に多くの質問を受けてきました。
発達障害の子供を育てる多くのご家族が、旅行に大きな不安を抱いていることを知り、少しでもヒントになればと思い、やはり記事にすることにしました。
我が家はHGVCを利用することで、いくつかの大きな問題を克服することができ、ハワイに行けるようになりました。
ADHDの子供を育てる親として、HGVCを利用していてよかった!…と思った点がいくつかありますので、ご紹介させて下さい。
発達障害の子供に良くある旅行の際の問題点
こだわりや感覚が他の子より強い発達障害の子と旅行する時には、普段気にしないでいい様なことも気にしないといけなくなります。
嗅覚過敏
ちょっとでもスパイスの匂いが漂うレストランや、フレグランスの香るホテルのロビーなど、皆にとって素敵な匂いでも、彼にとっては鼻をつまみ、オエって繰り返すくらいの匂いの時があります。
レストラン到着時、ホテル到着時にこの状態になると、子供は嫌だと泣き叫び、周りからは白い目で見られ、「どんな躾してるのかしら」と笑われる。…もう親も泣きそうです。
行ってみないと分からないというのが本当に辛かったです。
ホテルや行き先が気になって何も手につかない
そしてもう一つ、我が家がとても良く悩まされたのは、泊まるホテルや行き先が気になって他のことが手につかなくなるという現象でした。
どこかに行く際は、朝から「今日の家はどんなとこ?気になるな〜。僕、気になっちゃうんだよな〜。」と連呼し続け(本当に連呼し続けます。何時間も…)、ソワソワと普段よりも落ち着きがなくなります。
前々からホテルのホームページを見せるなどの対策をしても、やはり自分の目で確かめるまでは落ち着きません。
やっとこさディズニーランドやUSJにたどり着いても、やはりホテルが気になってアトラクションどころではありません。
そんな時はホテルに事情を話し、お部屋が準備出来次第、一度部屋を見にホテルに行ってから、再入園しするなどしてました。
我が家が本当によく困ったのはこの二点です。
それ以外にも、
疲れやすい
発達障害の子供達は他の子供に比べ、疲れやすい傾向の子がいます。
一見そんな風に見えなくても、体力がついていかなかったり、疲れで機嫌が悪くなったり、いつもなら大丈夫なことを受け入れられなくなったりします。
疲れたこと、自分の気持ちの変化をうまく伝えられないため、駄々をこねる、感情が抑えられなくなったりします。
食事が合わない
偏食がひどく、食べられるものがとても限られている子がいます。
うちのお兄ちゃんも徐々に食べられるものが増えてきましたが、毎日同じものを食べていた時期がありました。
旅先での食事もレストランだけとなると、食べられるものが限られてしまい困ってしまいますよね。
HGVCにしてみると
今まで我が家が苦しんできた問題点はクリア出来ることになりました。
海外では日本に比べ、独特の香りのするホテルもありますが、ハワイのHGVCはありがたいことに、どこもお兄ちゃんは大丈夫でした。
開放的なロビーのおかげかもしれません。お部屋も特に独特な香りはしません。
しかし、匂いの感覚は個人差が大きいと思いますので、もし、HGVCにご興味のある方は一度体験宿泊することをお勧めします。
オーナー紹介をご希望の方は、是非コメント欄からご連絡ください。ご紹介させて頂きます。
そして最も困っていた、お部屋や行き先が気になってしまう症状ですが、「いつものところに行く」という安心感から、ハワイに行く際は全くソワソワせず、落ち着いて行動することが出来ます。
今では、ハワイではない所への旅行の方が大変です。
お兄ちゃんにとって
ハワイ=グランドワイキキアン
であり、
海=デュークカハナモクラグーン
であり、
プール=パラダイスプール
なんです。
これは本当に助かっています。旅行前に突然不安になっても、「どうしたの?いつものあそこだよ」と言って、前回の旅行の写真を見せれば落ち着いてくれます。
また、行くまでわからない匂いの不安も無くなりました。
プールやラグーンは目の前ですから、夢中になりすぎて疲れてしまっても、すぐにお部屋で休めます。
体が冷えすぎてしまっても、すぐにシャワーを浴びに戻れます。
水泳パンツに入った砂が気になって、泣き叫んでも、すぐにお部屋に戻って、シャワーを浴びて、新しい水泳パンツに履き替えて、また遊びに行けます。
ハプニングで、気分が不安定になったら、お部屋まで戻って落ち着くまでのクールダウンタイムを取ってあげられます。
偏食がひどくても、レストランに行かず、部屋で調理して食べたり、買ってきて食べればいいのですから。
そして、何より一番価値があるのは日本以外の生活を垣間見ることが出来ることかもしれません。
ハワイに行って、目の色も、肌の色も、言葉もちがうお友達がいることを子供達に体感することが出来ました。
言葉が通じなくても、子供達は一緒にプールで遊んでます。
発達障害といいますが、私は個性と思っております。
皆と一緒であることを要求されることが多い日本では、苦しくなる時もあります。
そんな時のためにも、我が家には「みんなちがって、みんないい」という文化の多様性を体感する時間が必要なんです。
もう少し長時間のフライトに耐えられる様になったら、ハワイ以外の世界も見せてあげたいと考えてます。
世界中に安心して行ける別荘の様なリゾートがあるのは、とても心強いものですよ。
皆さま、お付き合いいただきありがとうございました。
*ご紹介のご希望(オーナー紹介による割引や優待があります)、ご購入のご相談等ございましたら、コメント欄よりご連絡下さい。もちろん非公開にいたします。